バター貫通

カテゴリ:漫画・小説・雑誌( 7 )

古屋誠意ね

さすがに漫画読み過ぎて頭おかしくなってきてる気がします。
ここに書いてないもんも読んだりしてるのも合わせると、
今年入ってから平均一般男性の1年分をゆうに超える量を読んでそうです。
それにしても、もういい加減「寄生獣」読み直すのやめろよ、俺。

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曽田正人capeta
め組の大吾」「」と俺の血を熱くさせてくれた作者の現行作。
消防士、バレエ、ときて今度はレーサーです。相変わらず熱いセレクト。
さすがに前に2作読んでると、「また同じだ!」と思うところがポツポツと。
天才が不遇な立場からのし上がってく、その調味料と調理法は毎回変わらない。
あとは具材と盛りつけ方が毎回ちょこっと違います、という感じです。
それでも毎度ちゃんと読めるからすごいですね。誠意があるというか。
毎回同じことを言ってるような作家でも、「次も読みたい!」って思わせられるのは
やっぱり何か誠意があるかどうか、感じられるかが大事なのかもしれないですね。
俺にとってこの作者は、誠意の人。誠意見せてください。

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新井英樹キーチ!!
The World Is Mine」(以下TWIM)の作者の現行作。
ていうかキーチがほとんどモンちゃん、モンちゃんの少年時代。口数は多いけど。
でも、この人はサブキャラがすごくいい。TWIMのトシ、今回は甲斐くん。
TWIMは、トシの顔の変貌ぶりに焦点をあてて見ていくのも面白い、というくらい
トシが光っていました。甲斐くんは…まあ、ハナから悪人づらだからな…。
内容…といっても、いまひとつ文字に起こしにくいストーリーですが、とりあえず
今はキーチと甲斐くんの同級生の少女が親父に売春されていることを起点に、
街を動かす大物たちへと制裁(ともちょっと違うんだけど…)していく感じです。
この作者の「宮本から君へ」もすごく読んでみたい。全然見かけないけど…。

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■古屋実「シガテラ
稲中」「僕と一緒」「グリーンヒル」「ヒミズ」と、なんだかんだと
全部いちおう読み続けてる古屋作品、今回も結局読んでしまいました。
この人の作品って結局似たりよったりなんですね、たぶん稲中からずっと。
そりゃ絵は格段にうまくなってるし、ストーリーも展開も毎回違うんですが
なんかいつも読み終わった時に感じることは同じ。何って言われても困るけど。
あと、目充血させて叫んでるような時の顔とかセリフがいちいちカンに障る。
これムカつかせようとしてやってるのかなあ…。だとしたらまんまとハマってます。
もうこの人の次の漫画は読まないかもしれない…そう思いながらも読了。
もしかしたら俺は、最初からあんまり好きじゃなかったんだろうな、この作者。

次回こそ漫画以外のこと書く!やりすぎた!
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by vtk2 | 2006-02-05 17:50 | 漫画・小説・雑誌

犬とピアノ

今日は学友とテニスに興じてきました。この時期に。この大事な時期に。
でもいいんです。モットーは「よく遊び、よく遊べ」。アンチテーゼです。
そんな今日も、めげずに漫画を読みました。

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■外薗昌也「犬神
惜しくも「寄生獣」になり損ねた漫画。でも、予想よりいいセンいってます。
人類の淘汰、アダムとイヴ、裁断者としての犬神、とまあ、いいアイテム揃ってます。
寄生獣と違うのは、淘汰が行われてしまうというところでしょうか。
全体的にスッキリしてはいるんですが、とにかく色んな部品が足りない印象。
目に付いた大きいところで言えば、アダムとイヴの描写はあまりに不足してる。
”読み取らせる””想像させる”ってのは手法としてはアリだと思ってるんですが、
分かるだけの手がかりは多少の過はあっても不足してちゃ困ります。
アフタヌーンの漫画って、なんかこういうの多くて苦手ですよ。しょんぼり。
って、単に俺が”読めてなかった”だけな話なのかもしれないですよね。しょんぼり。

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さそうあきら神童
当初、そこそこ話題になっていたような記憶があったので読んでみました。
天才的な才能を持つピアニストの少女と、凡才(最初は)ピアニストの青年のお話。
”出会った時に聞いた水の音だよ”なんて、俺の好みなワードは出てきたりするんですが
なんだろう…。結局最後まで全然おもしろくなかった…。絵も全然好みじゃなくて…ううぅ。
正直、最後まで読むのがちょっとしんどかったくらい。久しぶりにハズレひいた。イテテ。
作者はこの後「トトの世界」とか「コドモのコドモ」とか出していて、そこそこ人気?みたいですが
トトの世界」も一応読んでみたんですが、やっぱり俺の好みの作家ではないようです。
やっぱ「一部で話題!」みたいなのは、あんまり真に受けちゃいけませんね、反省。
でも↑の画像見ると、いろんな賞とかもらってるみたい…。フーン…。

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二ノ宮知子のだめカンタービレ
「神童」でピアノ漫画はもういいよ…と思ったんですが、そういえば最初チョコッと読んだまま
ずーっと放置し続けていた話題作”のだめ”を忘れていたことに気づき、一気に最新刊まで。
いやー、こりゃいいですね!そりゃヒットするわ。面白くてナゴム音楽ラブコメなんてさ!(意味不明)
女性誌感がないわけじゃないけど、そんなに気にならない程度でした。一般男性も安心。
イヤなキャラもいないし、鬱なもどかしさもないし、安定してるし、これなら多い日も安心ですね。
先が楽しみでしょうがない!みたいなのじゃないけど、単行本単位で読んでいきたくなりました。
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by vtk2 | 2006-02-03 00:57 | 漫画・小説・雑誌

昨日読んだ漫画

最近、ここに書く記事もほとんど漫画のことばかりですね。
でも今日も、懲りずに漫画の話しかしません。
漫画の話しかできない、そんなコミュニケーション障害者です。
あー怖い、自分で自分が怖い。もう現実と漫画の区別もつかない。分からない。
教えて、山さん!後頭部にチ○ポ!

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山本英夫新・のぞき屋
のぞき屋、なんて言われるとアラいやだハレンチ!と思いますが
実際は依頼を受けてターゲットを尾行する、ありていに言えば探偵の話です。
人の心までのぞくことを生き甲斐とする見(ケン)、目が悪い代わりに異常な
聴力を持つ聴(チョウ)、見の子分スマイル、最初はターゲットだった女子高生レイカ。
その4人がストーカー相手、アイドル、不倫、なんかを”のぞ”いていく漫画です。
殺し屋-1-」や「ホムンクルス」へと続く、作者特有のエログロキモ路線も
ありますが、イチよりはややライトな印象(見慣れただけかも)でした。
それでもゴキブリはカンベンだったけどね。キモすぎた。おええ。
しかし、この人はサイコ野郎を書かせたら天下一品ですね。最高にキモい。
全11巻でしたが、最後が中途半端な状態で終わってるのが非常に残念。

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曽田正人め組の大吾
ちょっと前にチラッと書いた「昴」の作者による、少年サンデー連載の消防士漫画。
」は画面から炎が迫るような…とか書きましたが、これは本当に炎出てるわけです。
まさにこれこそ「燃え」ですね。燃える火事場で燃える男の燃えるハート。
「昴」に見られたような「孤独」があまりなく、その分やや表情を強く見せる漫画です。
(表情が強いっていうのは、決して漫画としての表現が強いという意味ではないです)
そこらへんはやっぱり少年漫画雑誌ゆえでしょうか。きちんと少年漫画を描いています。
うまく説明しにくいですが、「昴」の少年漫画版と言えば一番座りはいい。
「昴」が好きな人なら問題なく楽しめる漫画だと思います。オススメ。

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■平本アキラ「俺と悪魔のブルーズ
悪魔に魂を売ったブルーズマン・ロバートジョンソン伝説を元にした漫画。
アゴなしゲン」の作者がシリアスな漫画描いたらこうなるのか、という感じ。
幻のような教会の十字架の影の下、妻子すらも捨て、悪魔のテクニックを身につけたRJと
ボニーとクライドのクライドが、ボロ車にギターを乗せて旅をしていくような話。
すごく評判よかったのですごい期待していたんですが、思いの外…?という印象。
まだ判断を下せるような段階まできていないので、ゆっくり追っていこうと思います。
なんと言えばいいか分からないけど、とりあえず非常に進行の遅い漫画です。


見直してみてもここんとこ、本当漫画のことばっかりですね。
お詫びの品 置いておきます。ヒマ潰しにどうぞ召し上がれ。
ガキ使の七変化とか、内Pのアフレコ画像も落ちてます。
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by vtk2 | 2006-01-31 19:44 | 漫画・小説・雑誌

鳴子ハナハル

先日、アンドウさんと話している時に話題にのぼった鳴子ハナハルの漫画を数作読みました。
鳴子ハナハルは「快楽天」などで描いたりしてる漫画家です。
描いているのはエロ漫画ですが、なんとなくそれだけじゃないような印象を与えられます。
実際のところ、俺あんまエロ漫画に詳しくないんですけど。

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■「ヒタイ」
デビュー作?らしき短編です。
朔ユキ蔵の短編の雰囲気とよく似ている気がします。
内容は、学園フェティシズムサイケ、みたいな感じです。
絵もデビュー作とは思えないほどうまい、つーか味がある。

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■「岬まで」
たぶん俺が初めて読んだ鳴子作品(記憶あいまい)。
銀行強盗?らしき逃亡者の男と、町とは遠く離れた一軒家に一人で住む
リストカッターの少女が唐突に会い、セックスするお話です。
逃亡生活に苦しみ、自殺しようと遠くの崖を目指している男と、
何かに耐えながら一人で生活を続ける少女との遭遇。ロマンチックでよかった。

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■「踊る大観覧車」
なんかヘンテコな雰囲気の観覧車一周分のファンタジー喜劇。
上記他作品とは多少空気は異なるものの、変なファンタジーとして食えます。

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■「紅い水」
変わった設定、変わったシチュエーション、あとどこかノスタルジックな風景。
やっぱり最初に「岬まで」を読んだせいか、こういうのに「らしさ」を感じます。
ネネ」とか「踊る大観覧車」などがミステリ&コメディ・ファンタジー路線で
この「紅い水」や「岬まで」なんかがノスタルジック・ファンタジー路線。

あと、公式サイトにあるこの絵は、アンドウさんとも言ってたけどスゲーいい。
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by vtk2 | 2006-01-29 23:54 | 漫画・小説・雑誌

宇宙漫画

我が家の庭には、まだ雪が残っています。
そこに犬か猫のものらしき足跡がスーッとまっすぐ続いていて
その先を目で追っていくと、その先に雪の積もっていない場所がありました。
なんで積もらなかったのか少し気になったけど
外に出るのは寒いから、想像に留めておくことにしました。

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■幸村誠「プラネテス
人間が地球より少し遠くにも住めるようになった時代の宇宙マンガ。
なんだか俺の周囲ではすっかり定番化した漫画のひとつですね。
アニメ化されたものより少しドロッとした舌触りを感じます。
単純に情報の濃度で言えばマンガ版の方がずっと濃いように思います。
アニメ版はもうちょっと洗練されたような、そんな雰囲気。
個人的に4巻のフィーのストーリーがお気に入りです。

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■太田垣康男「MOONLIGHT MILE
2人のクライマーはエベレストの頂上から、光る人工衛星を見る。
少し未来の宇宙時代、月居住区、アメリカ宇宙軍、ムーンチャイルド……。
…と宇宙妄想癖のある人の想像を少し具現化してくれるようなマンガです。
今、コミックス11巻ですが、まだまだ続きそうな感じ。
特に宇宙マンガが好きってわけじゃない人にはあまりお勧めしませんが
一定のクオリティには達しているように思います。

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■山田 芳裕「度胸星
なんともいえない独特の絵柄と空気感を持った宇宙漫画です。
ある意味、福本伸行に近いかもしれない。好きな人にはたまらない感じ。
3巻までは、ドカベン風に描いた「ふたつのスピカ」といった趣。
4巻で舞台が本格的に火星に移り、火星人「テセラック」の考察から、
主人公・度胸も、ついに火星に飛び立った!というところで打ち切り。
なんで打ち切っちゃったのか本当に分かりません。まさに山場なのに。
高次元、超立方体、ひも理論(ここの10/3参照)…面白そうな要素いっぱい出てきたのに!

追記:
ふたつのスピカ」はよく考えてみた結果、宇宙漫画認定しませんでした。
ありゃどっちかって言ったら人情モノだし、今では学園ほのぼの漫画になってます。
宇宙漫画はやっぱり命がけの熱を籠めてないといけない、と思います。
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by vtk2 | 2006-01-23 13:58 | 漫画・小説・雑誌

医者マンガ

寒くて、耳たぶと親指の平が荒れたい放題荒れています。
風や冷たい水が染みて、ピリピリと痛んでくるのはイライラするものです。
かといって消毒するのはもっと痛いし、液状バンソーコを塗るのもかなりの痛さです。
でも、俺は後者の痛みが好きです。ものを治すための痛みは、時に心地良いものです。
というわけで、医者マンガを3つ置いておきます。

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□乃木坂太郎「医龍
ぐちょんが昔「面白いよ」と言ったのを聞いたきり、ずっと読んでなかったので読んでみました。
なんかところどころに「現代医療のガン」みたいなコメントが挟み込まれていて
やや重そうな印象を受けていましたが、内容は意外なほどマンガっぽいマンガで良かった。
あんまりフラフラ横道に逸れないでストーリーが流れていくのも好感触です。

下手をするとどんよりしちゃうようなマンガなのに、うまいこと軽くサクサク食べられます。
普通にスゲー面白かったので、今後も読み進めていこうと思います。オススメ。

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□佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく
医龍」が面白かったことをうけて読んでみました。同じ医療モノってことで。
とにかく「医龍」はマンガらしいマンガで、分かりやすくて読みやすかったのですが
それと比べてこのマンガの重たさは想像以上でした。
それにしても、マンガの舞台設定はとても「医龍」とよく似ています。

おおまかに、心臓外科編、未熟児双子編、がん編、精神科編という風に
主人公である研修医の研修先と平行して、ステージを移り変えていきながら
各ステージにおいてそれぞれテーマを設け、そこに生まれる喜悲劇を描いています。
どのテーマも重く根深く、熱気を帯びながら、腹の底に響くものがありました。

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□真船 一雄「スーパードクターK
なんか重いの出しちゃったので、これで中和しましょう。
ケンシロウブラックジャック=スーパードクターKです。
銃弾すら貫けない筋肉と、小汚いマントに身を包み、放浪するブラックジャックって感じです。
今回出した3つの中ではダントツ軽く読める、ラーメン屋系のマンガです。
現在イブニングにて連載中の「K2」も、俺は未読ですが期待大です。
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by vtk2 | 2006-01-21 02:07 | 漫画・小説・雑誌

マンガライフ

ここ一週間ほどで読んだマンガの中から抜粋。
将来の夢は「マンガ図書館司書」になることです。

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□奥浩哉「gantz
面白いらしい、と評判だけ聞いたままずっと読まずにおいたgantzを読んでみました。
最初の3冊くらいは面白かった。先の見えない展開、(わりと)奇抜なシチュエーション。
ただなァ…残念ながら、そのまま一気にダラけた調子になっちゃいました。
vs仏像エイリアンの時に、主要メンバー殺しすぎたせいのような…。
そこまで読んできたものをオールリセットされたようで、いい気分しませんでした。
まだ10巻までしか読んでいないので、あと8冊くらい?は読んでみようと思ってます。

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□三浦建太郎「ベルセルク
クラブを2時過ぎに出て、マンガ喫茶にいくのが楽しかった頃に少し読んだベルセルク。
3巻くらいまでしか読んでいなかったので、このたび29巻まで一気読みしました。
本当、一大サーガですね。読んでるとなんだか壮大な気分になります。絵もすごいし。
序章→少年期→暴走期→パーティ期と分けると、時期によってテンションの差を感じます。
たぶん、そのテンションの上下差が「面白さに波がある」と言われる所以じゃないかな、と。
一気読みしてみると、面白さの波はそこまで感じません(たぶん)。
それに、今すごい面白いところなので、先を読むのが楽しみです。
セルピコかっこいいよなー。ファルネーゼも好きですが。骸骨騎士シブイし。
蛇足ですが、読みながらキューブリックの「バリー・リンドン」を彷彿としました。サーガだね。

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□倉科 遼 (著), 井上 紀良(絵)「夜王
ぐちょんが言ってた「黒服物語」に対抗して俺も読んでみました。夜王
6巻くらいまでしか読んでないけど、もう本当に感動的なほどにB級、つーかBクラス。
主人公はホストとしてはピュアで、まっすぐな男。
店長に気に入られ、大物デザイナー女に見初められ、人気No1ホストにはライバル視され
新人のくせに生意気だ!と妬まれ、っていうマンガ。そんだけ。
とにかく、ここを読めばだいたいわかる、と思う。
まだ5巻くらいまでしか読んでいないけど、先を読むかどうかは未定。
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by vtk2 | 2006-01-13 13:39 | 漫画・小説・雑誌